コラム

【名作まとめ】眞木準さんのキャッチコピー90本【ダジャレではなくオシャレです】

2021年5月18日

 

こんにちは、カイです。

この記事では眞木準さんの名作キャッチコピーをご紹介します。

カイ

 

糸井重里さん、仲畑貴志さんと並び、日本を代表するコピーライター眞木準さん。

 

2009年6月22日に急性心筋梗塞で他界されましたが、いまなお多くのコピーライターに絶大な影響を与えて続けています。

 

眞木準さんのコピーは、「ダジャレ」「恋愛」「王道」の3つの顔をもつと言われています。

 

とくに「ダジャレ」に関しては、独自のスタイルを確立し、第一人者として名をはせました。

 

その影響は、日本最大の公募広告賞である『宣伝会議賞』にて、ダジャレ部門の『眞木準賞』ができるほどです。

 

ジャンルごとにまとめているので、気になるところからご覧ください。

 

ダジャレ 編

 

でっかいどお。北海道

(全日本空輸)

 

日本人なら誰でも知っているフレーズではないでしょうか。

このコピーをきっかけに、たくさんの人が北海道に訪れたそうです。

10文字の言葉で、半永久的にブランディング。

もはやコピーではなく流行語ですね。

こちらの記事にて、このコピーを分析・解剖しています。

参考:「でっかいどお。北海道」のコピーから読む「知性」のこと

全文は有料会員限定ですが、興味のある方はどうぞ。

カイ

 

 

おぉ きぃ なぁ ワッ

(全日本空輸/スカイホリデー沖縄)

 

裸一貫、マックロネシア人。

(全日本空輸/沖縄スカイホリデー)

 

女は、ナヤンデルタール。

男は、ネタンデルタール。

(AGF/CAFÉ RESORT)

 

グラマー民族の大移動。

(伊勢丹)

 

ネクタイ労働は甘くない。

(伊勢丹)

 

恐いもの着たさ。

(伊勢丹)

 

ミニきませんか。

(伊勢丹/ISETAN)

 

ナイフのようなナイーブ。

(伊勢丹)

 

幸服を買う。

(伊勢丹)

 

和イスキー

(サントリー/サントリーウイスキー膳)

 

こんばん和。

(サントリー/サントリーウイスキー膳)

 

あとは待つ竹。

(サントリー/サントリーウイスキー膳)

 

都会で、

ボケー

ション。

(サントリー/カンパリソーダ)

 

東北大陸から。

(東日本旅客鉄道)

 

六本人、生まれる。

(森ビル/六本木ヒルズオープン)

 

家ではスローにん。

(ミサワホーム)

 

イマ人を刺激する。

(TDK/TDKビデオテープ)

 

寝たモノ同士は、仲がよくなる。

(大塚食品/シンビーノ)

 

夏コイの味。

(カルピスウォーター)

 

恋愛仕様。

(HONDA /S-MX)

 

愛情 編

 

恋を何年、

休んでますか。

(伊勢丹)

 

ドキッとする人も多いのでは。

年をとるほど、自分から動くのがめんどうになりがちです。

「最後に恋したのって、いつだろう…」と見た人に考えさせる名作コピー。

テレビドラマのタイトルにも採用されました。

ぼくが大好きなコピーのひとつです。

カイ

 

恋が着せ、

愛が脱がせる。

(伊勢丹)

 

着やすい。

つまり脱がせやすい。

(伊勢丹)

 

愛は無断でやってくる。

(伊勢丹)

 

何人まで愛せるか。

(伊勢丹)

 

ダイエットには、甘い恋を。

(伊勢丹)

 

目を閉じても見える人。

(伊勢丹/アン・クライン)

 

黙ったまま話せる言葉。

(伊勢丹)

 

きょ年の服では、恋もできない。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

恋さえあれば、

愛などいらない。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

失恋は、何度やってもやめられない。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

二十世紀で最後の恋かも。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

好き、という字は女の子。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

就職は、結婚ではなく、恋愛です。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

結婚は、21世紀でいいわよ。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

ラブはラフに着る。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

ワンモア ビジン

(資生堂/ブラウディア)

 

十歳にして

愛を知った。

(福井商事/ライオンファイル)

 

人生 編

 

四十才は

二度目のハタチ。

(伊勢丹)

 

40歳になると老いも増してきて、「いよいよおじさん・おばさんだなぁ……」と悲しくなるかもしれません。

そんなタイミングにこのコピー。

「二度目のハタチ」と新しく定義することで、若々しさや希望があふれてきます。

人生100年時代。まだまだ若いお年頃ですね。

カイ

 

ハッピーエンド始まる。

(伊勢丹)

 

専攻はカラダ資本論でした。

(伊勢丹)

 

運力が強い。

(伊勢丹)

 

青春をいつ、はじめるか。

(伊勢丹/第2団塊の服)

 

フランス語で

笑いましょう。

(伊勢丹/カール・ラガーフェルド・ブティック)

 

夢国籍でいこう。

(伊藤忠テクノサイエンス)

 

会社は、若いうちにやめよう。

(伊藤忠テクノサイエンス/CTC最先端IT動向セミナー参加募集)

 

汚れても、汚れても

人はそれでもけがれない。

(リクルート/ザ・チョイス大賞展)

 

潰されても、潰されても

人はそれでも再生できる。

(リクルート/ザ・チョイス大賞展)

 

今日は何回、プッツンしましたか。

(大塚製薬/シーマックス1000)

 

1週間で時代は変わる。

(朝日新聞/アエラ)

 

両輪で生きる。

(HONDA)

 

家庭は

家と庭でできている。

(和建設)

 

人間 編 

 

トースト娘が

できあがる。

(全日本空輸/沖縄)

 

日に焼けた肌と、笑顔がまぶしいポスター。

そこに「トースト娘」という言葉がどんぴしゃり。

紫外線とか日焼けとか、何も気にせず満喫する女優さん。

なんとも健康的でうつくしい……

沖縄の海でたくさん遊びたくなるような、夏をたのしむコピーです。

カイ

 

タキシード・ボディ、流行。

(全日本空輸/沖縄)

 

高気圧ガール、はりきる。

(全日空/リゾートピア沖縄)

 

帰ったら、白いシャツ。

(全日本空輸/スカイホリデー沖縄)

 

飲む時は、ただの人。

(サントリー/サントリーホワイト)

 

あんたも発展途上人。

(サントリー/サントリーホワイト)

 

男は女の木陰です。

(伊勢丹/メンズファッション)

 

男は、体のどっかで、20才。

(伊勢丹/男の新館20周年)

 

ワラワ、新しい古いタイプです。

(伊勢丹/サンヨーフェア)

 

人の半分は後姿です。

(伊勢丹)

 

ボーヤハント。

(日本ビクター/GR-C7)

 

ホンダ買うボーイ。

(本田技研工業/CR-V)

 

女性の前で、

いきなりシャツ一枚になれますか。

(IWS国際羊毛事務局/ウールドレスシャツ)

 

うちの息子は

厳父と岳父の違いも知らない、愚息だ。

(福井商事/ライオンファイル)

 

湾岸スキーヤー、生まれる。

(三井不動産/SSAWS)

 

営業用の私は6時に閉店する。

(サントリー/バドワイザー)

 

商品 編 

 

カンビールの空カンと

破れた恋は、

お近くの屑かごへ。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

なんともオシャレな言い回し。

「缶ビール」と「破れた恋」を並べる着眼点。

「そんなもん大事に持ってないで、次にいこうぜ」

そんな声が聞こえてくるようです。

カンビールシリーズは、まだまだたくさんあります。

ひとつの単語でいろんなオシャレワードを連発。

本当にすごいです……

カイ

 

カンビールのおかわりと

新しい恋は、

お近くのあの人と。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

カンビールと鉢植えの水は、

きらしたことがない。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

私の主食は、

レタスと恋とカンビールね。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

明るいドリンク、カンビール。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

2度目の独身生活でカンビール党になりました。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

ケンカには弱いけれど、カンビールは強いのだ。

(サントリー/サントリー缶ビール)

 

働けば働くほどビールは、うまくなる。

(サントリー/バドワイザー)

 

ビールは人生の一部を

スローモーションにしてくれる。

(サントリー/バドワイザー)

 

ビリー・ザ・キッドが倒れた頃、

バドワイザーが生まれた。

(サントリー/バドワイザー)

 

100円避暑地。

(サントリー/マリンクラブ)

 

ラガーを2つ買おう。

(キリンビール)

 

ラガーなら、つづけられる。

(キリン/ユーミンキャンペーン)

 

品のある質。

(伊勢丹)

 

口笛でタクシーをとめる服。

(伊勢丹/ダナ・キャラン)

 

英国の田園調布あたりの服。

(伊勢丹)

 

メリノはケケケの王様です。

(IWS国際羊毛事務局/メリノ・ウール)

 

メリノウールを着る運動。

(IWS国際羊毛事務局/メリノ・ウール)

 

踊れるバーバリー。

(三陽商会/Burberrys BLUE LABEL)

 

売ってないものは、作るしかない。

(ブラザー工業/コンパルαⅡ)

 

スカッとランド北海道。

(全日本空輸)

 

まとめ:コピーは人の心を動かすものなんだ

 

いかがでしたでしょうか。

眞木準ワールドを堪能できたでしょうか。

「もっと、もっと、味わいたい!」という方は、こちらをどうぞ。

 

 

本のタイトルもダジャレで、オシャレが効いてます。

きっとご満足いただける1冊です。

 

眞木準さんはコピーについて、こう語っています。

 

コピーは、ポスターのための一行じゃない。言葉で、世の中や、会社や、人の心を動かすものなんだ。

——2014年2月号 ブレーン名作コピーの時間 より

 

超絶にしびれます。

コピーライターの真髄と言っても、過言ではない言葉です。

だから眞木準さんのコピーは、心揺さぶられる作品が多いのでしょうね。

 

では、どうやったら世の中を、人の心を動かす一行が書けるようになるのか。

そのヒントが、こちらの本にあります。

 

 

 

あなたの期待を裏切らない「心にささる一行メッセージ」をつくりたいという願いを叶えるための解決策が、この本には示されています。

企画やプランニング、営業の仕事に携わっている人、"ひとつ上の"メルマガやブログを発信したい人はもちろん、クリエイティブに仕事をしたいと思っている人にオススメです。

——出版社からのコメント

 

先人の言葉を勉強しつつ、自分でもコピーを作りつつ、コツコツ挑戦していきましょう!

 

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